CONTENT コンテンツ

更年期に悩む女性のためのスウェディッシュマッサージ

12月に入り日中通して気温も下がりずいぶん寒くなってきました。

これまで冷えを実感されてなかった方も、底冷えする奈良や京都では指先の強張りや冷たさを感じ、落ちついていたからだも年末の忙しさに相まって不調を訴える方が増えています。またそれと同時に、女性のライフステージのひとつ「更年期」に直面する方、「更年期かもしれない」と感じている方。その方々がおからだの辛さやお悩みを抱えご来店されています。

様々な症状の更年期ケアに適しているのがスウェディッシュマッサージ。

悩める女性に寄り添うケア「スウェディッシュマッサージ」がどのような効果があるのか詳しくお話していきます!

更年期を迎える女性

女性は年齢と共にいくつかのライフステージを迎えます。
その一つに「更年期」といわれる期間があり、個人差はありますが概ね50歳前後、閉経時期をはさんだ前後10年の期間と言われています。
女性であることを実感するひとつのステージ。
年齢を重ねるごとに卵巣機能が低下することで、女性ホルモン(エストロゲン)の減少により
ホルモンバランスは大きく変化し、様々な心身への不調で生活への大きな影響が出てきます。
また家庭やお仕事といった生活形態の要因も複雑に関与し、おからだへの影響が強くでることで日常生活に大きな負担を強いられる方もいらっしゃいます。

お悩みも異なり、
更年期かもしれない、でも辛さを話せない。
からだがしんどいのに理由がわからない。など、
ご自分のおからだと向き合うことに苦しさを感じてしまうこともある更年期は、
デリケートな部分のケアとして真摯に向き合うことが必要になってきます。

参考:更年期ラボ

更年期の症状の種類

更年期にさしかかると女性ホルモン減少で脳が混乱を起こし、自律神経も乱れやすくなります。
一人ひとり背景は異なり、更年期に現れる症状はさまざまです。
日本女性の症状で代表的に挙げられるものとして血管運動症状、その他身体的症状、精神的症状の大きく3つに分類されます。

血管運動症状

・顔のほてり
・発汗
・めまい
・動悸
・頭痛 
・むくみ など

ホルモンバランスが崩れにより、血液のはたらきがうまくいかなくなることによる症状が挙げられます。

からだが急に暑くなる、顔や頭から汗が流れ落ちてとまらない。
急な立ちくらみ、頭痛の頻発、目がまわるような気持ち悪さ。
足のむくみが取れない・・など。
これらが併発で起こることもあり、複雑に絡み合うことで外出にも影響が出る方もいます。

その他身体的症状

・冷え
・腰痛
・関節痛
・疲れがとれない
・だるさ など

血管運動症状以外で起こる身体への症状です。
冷えや腰痛など慢性的な方も更年期にさしかかると以前より辛くなる方もいます。
朝起きてもすっきりしない、寝た気がしないなどのお悩みも多く、
これらが一日のだるさに繋がっていきます。

精神的症状

・不眠
・めまい
・気分の落ち込み
・イライラ
・やる気がでない など

自律神経の調節がうまくいかなくなり、それに加えて感覚器官の加齢変化によって、めまいや耳鳴りなどの症状が出やすくなります。
安定しないことで気分が滅入りやすく、布団に入ってもなかなか寝付けない、音に敏感になり途中で起きてしまうなどの過敏症も引き起こします。

更年期におけるスウェディッシュマッサージの効果

スウェディッシュマッサージがこれらの更年期の症状にどのような効果をもたらし、
女性が日々の生活を快適に過ごすサポートとなるのかをお伝えしていきます。

更年期の原因

更年期かも・・と心とからだの変化を感じる。。
脳はエストロゲンの低下を察知し、卵巣へエストロゲンを分泌を促しますが、十分なエストロゲンが分泌されないため、ホルモンバランスの乱れが生じます。
それにより自律神経の調節がうまくいかず、血管の収縮・拡張のコントロールができなくなります。

血液の循環が悪くなることで首や肩のこりがひどくなる方、腰痛や以前より冷えを感じるなど、
更年期によるエストロゲンの減少による自律神経の乱れでその症状を強めることがあります。

スウェディッシュマッサージの効果

ストレッチや適度な運動、入浴はもちろんですが、
オイルの量をギリギリまで抑えたスウェディッシュマッサージは手の密着と圧、
そしてそこから生まれる温もりの宝庫。
血液の循環をよくし、症状を和らげるのにとても効果的です。
背面の手技が多く、腰から背中、肩・首へと段階を踏みながら十分にアプローチしていきます。
首やデコルテ、腕の付け根、頭部が硬い膜に覆われていると頭痛や首のこり、耳の周辺が硬くなってしまいます。
そういったこともめまいや耳鳴りの原因のひとつ。
更年期の乱れやすい時期だからこそ、オイルを使うことで保護膜となり、
しかもピンポイントのアプローチができるスウェディッシュマッサージケアをオススメします。

スウェディッシュマッサージは愛情ホルモンや癒しホルモンと言われる「オキシトシン」の分泌を増やし気持ちを安定させます。
筋肉の痛みの緩和だけでなく、癒やしの時間をご提供できるとても優れたマッサージです。
気持ちが落ち着かなかったり、ストレスを感じやすく傷つきやすい。更年期はメンタル面のケアも必要になります。
長引く不調や気になる症状をゆっくり伺い、少しずつお悩みを共有するお時間が必要になります。
カウンセリングのお時間を大切に、そのあとは心とからだに行き渡る心地よいスウェディッシュマッサージでリラックス。
手の密着感、皮膚や筋肉への働きかけはもとより、副交感神経を刺激で心も緩み自律機能のバランスを調整していきます。

腰から背中、首肩の十分な手技は血管運動を促し自律神経の働きへの手助けとなり、
また捏ねたりや捻り、もみほぐすといったしっかりと指先や掌を使った足の指先から大腿部への施術は、日々悩ませる症状を緩和していくことでしょう。

プレ更年期の女性

個人差はありますが30代後半~40代半ばにかけて、以前と違うからだの変化や不調を感じる時期、
それを「プレ更年期」と呼びます。

前は平気だった仕事量なのに疲れが取れない、やる気が出ない、疲れやすい、体温調節がうまくいかない、暑くもないのに汗が出る、頭痛の頻発やめまい、イライラしがちといった更年期特有の症状を感じる方もいます。

閉経に向けて女性ホルモンの分泌量が徐々に減ってくる時期。
この時期の過ごし方は、今後迎える更年期に向けて大変重要に思われます。

アクティブな生活故見逃してしまうこと、また子育て半ばでおからだの変化にふと気づくこと、
「今までの私はこんなのだった?」と立ち止まり振り返るときがあると思います。
目に見えてわかることと、そうでないこと。
さまざまなストレスにさらされる現代女性はだからこそ「プレ更年期かもしれない」
とご自身のからだに耳を傾けるとても最適な時期でもあります。

プレ更年期にもスウェディッシュマッサージ

「プレ更年期」かもしれないとふと思い生活の見返してみると
知らず知らず酷使しているおからだ。またその方のライフスタイルの中にあるストレスなどで
からだがカチコチに強張り、
冷えやむくみ、肩こり、頭痛といった不調を置き去りにしてしまっているかもしれません。

スウェディッシュマッサージは背面の施術に長けており、
腰から背中の筋肉群、緊張で張り付いてしまった広背筋や脊柱起立筋など
硬くなって動きを制御してしまっている筋肉を十分に和らげる効果があります。

パソコンワークの方や、子育て中の方は思っている以上に腕周りを酷使しています。
腕の疲れはなかなかわかりにくいのに、首や肩への影響は大きいです。
首肩にはスウェディッシュマッサージならでは、指先の薄らなオイル膜で負担をかけず細やかなアプローチ。
疲れを我慢していたおからだをしっかりと解きほぐしていきます。

立ちっぱなし、座りっぱなし。冷えやむくみ、血流の滞りからの不調。足先など末端の冷えや長期の下肢のだるさや重さ、辛さ。。
少なめのオイルのスウェディッシュマッサージは大腿部から塞き止められている疲れのもとの詰まりを効率よく取り除いていきます。
凝り固まった筋肉を捏ねたり捻ったりと手をしっかりと密着させじわじわ温めていきます。

スウェディッシュマッサージを定期的に取り入れることで、
明日への活力と、ご自身のおからだと向き合う時間になります。
キラキラと輝く次期ライフステージとなるよう、大切な時間を過ごしていきたいですね。

まとめ

もうすぐ1月。寒さも本格的やってきます。
靴下の重ね履き、防寒グッズを活用するのも大切ですが、
体内の体温をあげ、滞っている血流にしっかりお仕事してもらうお手伝いが必要になってきます。

スウェディッシュマッサージはオイルマッサージのより高度な技術であり、自然治癒力を後押しするような体系をつくりあげました。
受け手の皮膚と施術者の掌の密着、薄いオイルの膜は皮膚の軽い摩擦により血行を促し、末端の部位までくまなく行き届きます。

交感神経優位の状態が続いていることで不調が多くなります。リラックスしておからだを緩めることができれば、副交感神経優位になり、不眠、首こり、肩こり、腰痛、頭痛を伴う更年期のお悩みも楽になっていくはず。
「体を整える」とは一度の施術で劇的に変わるものではなく、その日その日に変化する大人女性のおからだの声やお悩みを聞きながら、
より素敵に輝く毎日を送れるよう定期的なケアとして推奨いたします。

スウェディッシュマッサージは更年期に悩む女性の心強い味方となるでしょう。