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タイ式指圧整体とは?効果や注意点をご紹介

前々回のブログで、タイの伝統的マッサージのタイ古式マッサージの特徴や効果、また癒nichi_caでご提供するタイ式指圧整体との違いやメリットを詳しくご説明いたしました。

人生100年時代と言われているこの時代にあったお悩みにタイ式をベースとした適度なストレッチでからだのバランスを整え、
コリやお疲れの見える箇所やお悩みの部位にアプローチする指圧を加えたタイ式指圧整体。

今回はタイ式指圧整体がどのような効果があるのか、お悩み別に詳しくお話していきたいと思います!

タイ式指圧整体とは?

解れ方や緩み方をしっかり見極め、それに合わせた指圧と必要な分だけ行うストレッチが魅力のタイ式指圧整体。

その方のおからだの状態を把握し、主訴のお疲れや痛みに通じるラインを元に施術していきます。
またアクロバティックなストレッチを行わず、普段ご自身で行えるストレッチをしっかり手がけたものが主です。

またおからだに痛みを引き起こす一点を明確にしていきます。
「点」は心身がリラックス、副交感神経が優位になると自ずと浮き出してきます。
焦らずゆっくり、筋肉の繋がりをより明確にし、楽になるおからだになるよう促していきます。

タイ式指圧整体とは?タイ古式マッサージとの違いは?

タイ式指圧整体がもたらす効果

タイ式指圧整体は
タイ古式マッサージの全身をほぐすことで得られるリラックスやヒーリング効果、
日々の生活を快適に過ごすエッセンスをもっと多くの方のお役に立てるように作られた癒nichi_caオリジナルの施術法です。

気張らず、より楽に受けていただける。
また的確な指圧とお悩みの改善に導く整えるストレッチで、
快適な明日への活力となります。

持ち味は呼吸が楽で安心感のある側臥位(横向き)と仰臥位(仰向き)姿勢での施術法。
また「そこそこ!」とお辛い箇所に適度な拇指圧、そして緩める心地よさ満載の掌圧。
そしてその効果をより感じるストレッチによる調整。

そんなタイ式指圧整体は、おからだに様々な素晴らしい恩恵をもたらします。
ではどのようなお悩みに効果的なのか、詳しくお伝えしていきたいと思います!

ストレートネックの改善

現代人の必須アイテムであるパソコンやスマートフォン。
ストレートネックは今や「スマホ首」と言われるほど、深刻なおからだの症状でもあります。

パソコンやスマートフォンを使用するとき、自然と頭部を肩より前に出す姿勢になったり、突き出したまま下を向く姿勢をとります。
この姿勢を長く続けると頭の重みで首の周辺には相当な負担がかかり、その状態が長く続くとだんだん頚椎がまっすぐに「ストレートネック」と言われる首の状態となってしまいます。
また猫背の姿勢や首の動きにくさや痛みも感じるようになり、様々な不調を伴うこともあります。

ストレートネックでお悩みの方には首への負担を軽減させる横向きのタイ式指圧整体が効果的です!

緊張がある筋肉がどのあたりで、またその緊張がほかの動作に影響があるのか・・などしっかりみながら、
肩や腕の位置を変えながら、首から肩へ適度な指圧を加えていきます。
鎖骨と胸骨につながる筋肉(胸鎖乳突筋)の張りもゆっくり緩めていくことで緊張が解れ、首のピンとした張りや肩の位置が変化していくことを感じてもらえることでしょう。

肩の可動域を広げる

肩周りの張りや強張りでお悩みの方は、意識しにくいのですが、実は腕を前に保つ姿勢を長時間とっていることがあります。
例えばパソコン作業やスマートフォン、刺繍や編み物などの細かい動作など・・。特に夢中で行っていることは気づきにくかったりします。

職業でも多く見受けられます。
背中に丸みを帯び、肩甲骨が張り付くように肩が前にくる動作が多い職業の方は、
姿勢による肩こり首こり、腰痛の他に、頭痛、
また肩関節の可動域が狭くなることにより、動きに制限がかかりより症状を悪化させてしまうことも。。

肩を回すなどこまめなストレッチをしているにもかかわらず改善が見えない場合、
その前に肩関節を動かすために必要な筋肉の緊張を取るように緩めていく必要があります。

タイ式指圧整体は、おからだが今どのような状態であるのかを把握し、無理なく動かせるように必要な部位に指圧、
また緩みが見え始めるとストレッチを加えながら本来の可動域に近づけていきます。

これまで出来なかった動きに、肩周りが軽くなった!と感じる瞬間がタイ式指圧整体の持ち味です!
この肩の可動域の変化は、次にある四十肩・五十肩のケアにも大きく関わってきます。

四十肩・五十肩

筋肉疲労と血行不良、末梢神経の傷など、それらの要因が単独、または互いに関連し合いながらおこる肩こり「肩こり痛」とはことなり。
四十肩(40代で症状)、五十肩(50代で症状)と言われるものは、年齢を重ねると起こる肩関節の炎症によるものです。

なんだか洗濯物を干しづらくなった、肩を上げたり水平に保ちにくい、エプロンの紐を結びにくい・・など、
以前スムーズに行われていた動作に不都合が生じ、痛みを感じる辛さになる前に対処する必要があります。

側臥位(横向き)のタイ式指圧整体で何よりの安心な施術。

四十肩・五十肩は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩関節に痛みがでます。
タイ式指圧整体はそれ以外に動きが難しくなっている箇所を掌圧で緩めることから始めます。
ゆっくりと安心感を持ってもらうことを第一に
炎症があると痛みを伴うあるので、そちらの肩を上にし側臥位と仰臥位(仰向け)で施術いたします。
もし両肩とも痛みがある場合は仰向けのみになります。

決して痛みがある箇所は触らず、肩関節の動きを細やかにチェックしながら、
必要のある部位には指圧でポイントを緩め、患部の血行を良くすることで痛みの緩和へと繋げていきます。

四十肩・五十肩には回復までに段階がありますので、しっかりカウンセリングと定期的なケアをしながら
タイ式指圧整体でゆったり掌圧で肩関節の緊張をとり、必要なストレッチを加えていくことをオススメしております!

背中の張り

現代に便利なツールを使う機会が増加とともに、日常的にからだの不調を感じる方が多くなっています。
首・肩こりから頭痛を感じて施術にお越しになる方に、その他の不調をお聞きすると最初は「他にはないですね」と仰せになりますが、
より詳しくお聞きすると「背中の張り」というワードに行き着きます。

日常で起こる様々な要因で姿勢が悪くなり、背骨のまわりの筋肉が過剰に緊張していることも原因のひとつです。
特に肩甲骨あたりに感じる詰まり、動きにくさ、酷くなると痛みにまで発展します。

ずっと緊張したままのお背中は緩むことなく日々頑張っているので、動きを持つことが難しく呼吸も浅くなり、
そのままにしておくと骨格の中で守られている内臓の働きが低下することも。。

無理なく動かせるおからだへの第一歩は、まず呼吸しやすい姿勢で行うことが大切です。
背中の緩みを促すには、タイ式指圧整体の側臥位施術がオススメです。
無理に圧したり、緩みがない状態で広げることは避け、呼吸が穏やかになる環境を作りながら徐々に背中に動きをつけていきます。

それと同時に胸がグンと広がることがわかり、だんだん呼吸が深く奥に沈んで行くような不思議な感覚もあります。

丸みを帯びていた背中は指圧・ストレッチ・呼吸と共に本来の動きを取り戻していきます。
胃腸が動き、お腹がグルグル鳴りだしたりしますよ!
タイ式指圧整体を受けられる方の多くは、「背中がよく動く!」ことを実感されます。

股関節の可動域を広げる

座り仕事が多い方、また立ち仕事の方、学生さんや主婦。あらゆる方のお悩みに「腰痛」が挙げられます。
腰そのものに問題がある場合と、職業や日常の主な姿勢などの生活習慣、ストレスや女性特有などの要因が複雑に絡んでいます。
肩こりや腰痛の原因の多くは、特定の筋肉が硬くなることでバランスの悪い姿勢によるものが多くなります。

腰の辛さが伴い動作が取りにくいことはございませんか?
例えば屈むとき、または反るとき、朝起きたとき・・など。
腰痛には他に「股関節の硬さ・可動域が悪くなる」ことでの影響あるかもしれません。

タイ式指圧整体は、その方の状態に応じて施術の中に必要な動きを入れることができるオススメの施術方法です。

股関節の動きが悪くなると、臀部や大腿部が硬くなったり、
またお尻まわりに疲労があると、股関節が硬く痛くなったりします。

硬くなった筋肉にはまず掌圧や足裏を使った面のアプローチで緩やかに解していき、テンションをかけながら圧を加減し動作を起こしやすくします。
屈伸や開閉など、はじめは動きにくくても緩みが見えると自然とコリも和らぎ、次第にあらゆる方向へと動きを見せ始めます。
また定期的にストレスをかけず行う施術で股関節の動作がスムーズになり、腰痛予防効果もありますよ!

からだのバランスを整える

誰しもが左右均等で生活することは大変難しく、歩き方ひとつにしてもどちらかの靴のヘリが早かったり、靴下が破れてしまうほうが決まっていたり・・。
自分のからだのバランスはどうなっているのだろう?と気づくことがあります。

タイ式指圧整体は、そんな日々を振り返り、ご自身のおからだの調和を感じるとても優れた施術法です。

仰向けで足の開きや骨盤の位置、足首の動きをチェックし、掌圧で緊張を緩めていくことから始めます。
足首の硬さが気になる場合は、先に足首を緩めてから行います。そうすることでより股関節の動作がスムーズに行われるようになります。その後指圧でコリが強い部位に届かせ、それに伴い必要なストレッチをすることにより、硬くなった筋肉が柔らかくなり身体のバランスを保つことができやすくなります。

タイ式指圧整体を受ける上での注意点

タイ式指圧整体は、タイ古式マッサージの持ち味である、指圧・ストレッチを活かし、リラクゼーション効果が高いマッサージです。

またどなたでも受けていただけるよう必要な部位を見極め、その方に必要に応じストレッチを加える施術方ですが、
どんなに効果があるマッサージでも、おからだの状態により受けないほうがよい場合や、また受ける上での注意点があります。
どうしようか?と迷われたときはどうぞお問い合わせいただき、ご相談くださいませ。

①体調がすぐれないとき
肩こりや首のこりが酷くてお辛いとき、筋肉疲労だけでなく風邪などの体調不良の場合もございます。
指圧整体はからだのコリを緩やかにしますが、時として症状を悪化させることもあり、
まずその旨をお伝えいただきご相談ください。発熱や酷い咳など伴うときは施術は避けて休養いただくのが望ましいです。

②怪我や怪我の回復時
痛みを伴う怪我、もしくはその痛みが怪我なのかがわかりにくい場合、施術をする上でしっかりカウンセリングいたします。
ご不安があればお伝えいただき、部分的な怪我や回復時はその部位への接触は避けて施術することができますが、広範囲の場合は悪化を懸念しお断りすることもございます。

③生理中の施術
生理中でも施術は可能です。不快に感じるような大きなストレッチは避け、楽な体制でおからだの辛さを和らげることができます。
但し血流が良くなることで経血量が増えることもあるので、月経困難症や過多月経の方は事前にご相談くださいませ。

④妊娠中もしくは妊娠の可能性時
妊娠中、または現在妊娠の可能性がある方は、おからだは小さな生命を育む変化をしていきます。血圧の下降・上昇の急変や、
血液量に対しての血液成分の割合も変わり赤血球が減少で水っぽい血液になるため貧血を起こしやすくなり注意が必要です。
安定期に入り応じた体制なら施術できるサロンもございますが、当店は母子第一に施術は避ける旨をお伝えしております。

⑤持病がある場合
タイ式指圧整体はどなたでも受けていただける側臥位の安心施術法ではありますが、ヘルニアやすべり症、骨粗しょう症など、またご高齢の方も注意が必要です。
特に循環器疾患の方は医師の診断で施術が可能であるかお聞きしております。
施術が難しい場合もございますので、事前にお問い合わせくださいませ。

⑥食後の施術を避ける
食後は消化・吸収するために消化器官が活発に働き、血液が集中することでスムーズに消化・吸収ができます。
施術を受けると血液が良くなり全身へと巡らされることになり、消化・吸収の妨げになってしまいます。
おからだの改善に適した施術でも、食後1時間は避け、消化器官が落ち着いてから受けていただくことをオススメしております。

まとめ

タイ式指圧整体はご自分では難しい部位も無理なくゆとりをもって動きをつけていく、
それを繰り返すことで先程とは全く違うご自分に出会うことができます。

リラックスしやすい側臥位や緩みやすい仰臥位での施術は、
おからだの変化も感じやすく、また縮んでしまった筋肉に、指圧やストレッチをバランスよく加えることで血行がよくなり、
呼吸も深くなるとより本来の動きやすいおからだに近づいていくことでしょう。

掌圧・指圧・ストレッチの三拍子はその方の状態に合わせカスタマイズしていきます。
同じ方でもその日により違うおからだ。
しっかりカウンセリングを行うことと、お悩みの奥にある気づきにくい不調を感じながら行うタイ式指圧整体は、
日々頑張る方の軽やかな明日へのお手伝いとなること間違いなしです!